婦人病・その他

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公開日:2015/06/04 16:55:00

不正出血とは?症状、原因、治療法まとめ*不正出血から見る病名一覧

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生理(月経)でもないのに出血があったら誰でも病気ではないかと不安になりますよね。生理以外の出血は全て不正出血で、不正出血はカラダのSOSである事が多いため軽視してはいけません。今回は不正出血のある病気などをまとめてみました。

 

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目次

 

妊娠に関する不正出血

 

妊娠の兆候(着床出血)

 

生理予定日1週間前から生理日にかけて出血が合った場合、妊娠の兆候の一つである着床出血の可能性があります。

 

受精卵が子宮に着床する際に、子宮内膜に潜り込んで行くため、周りの毛細血管を傷つける事があるためです。これが不正出血として外に排出されます。

 

出血の続く期間も出血の量も人それぞれで、生理と変わらないくらいの量が出る方もいます。妊娠の可能性がある方は、先ずは妊娠の有無を確認してみましょう。

 

●切迫流産

 

妊娠初期で起こりやすい流産によって起こる不正出血です。受精や着床時の異常、1つの卵子に2つの精子が入ってしまった事(一卵性双生児)や、胎児の染色体異常などが上げられます。

 

激しいスポーツやSEXをした場合も切迫流産の可能性が高まります。一卵性双生児など、初期段階で処置をすれば流産を防ぐ事ができる事もある為、妊娠初期に微量の出血や腹痛があった場合は放置をせずにすぐに病院に行きましょう。

 

生理周期に関する不正出血

 

●排卵期出血(排卵日出血)

 

排卵日1〜2日前になると卵胞が破れて卵子が飛び出してきます。これが排卵で、卵胞が破れるときに不正出血が起こります。出血量は多くはなく、期間も短い事が特徴です。

 

同時に排卵痛を感じる方もいます。 さらに、ストレスなどで排卵が正常に行われていない場合、ホルモンバランスが崩れエストロゲンが減ったりする事で子宮内膜が剥がれ出血する事があります。

 

この場合、症状が悪化すると出血が止まらなくなる事があります。

 

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●中間期出血

 

月経と月経の間の出血=排卵期出血です。

 

生活習慣に関する不正出血

 

●ストレス

 

強いストレスを感じる事でホルモンバランスや自律神経が乱れ、子宮内膜に影響がでます。ホルモンバランスが乱れると子宮内膜が増えたり剥離する事で不正出血が起きるのです。

 

量は人それぞれで、1ヶ月の内に2回生理が来たのでは?というほど出血する人もいます。

 

●ホルモンの乱れ

 

思春期や更年期に見られるホルモンの乱れによる不正出血です。初経を迎えてすぐはホルモン分泌が安定しないことがあります。

 

更年期は閉経に向けて一気にホルモンバランスが崩れる事があります。この時期は生理の期間が長くなったり、生理の周期が安定しません。

 

●無理なダイエット

 

短期間で絶食期間を設けたり、きつい食事制限を設けてダイエットをした場合、栄養不足も相まって自律神経やホルモンバランスが乱れます。この際に不正出血が起こったり、無排卵や生理が止まってしまったりします。

 

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●無排卵性月経

 

ストレスや過激なダイエットなどが影響して、排卵が行われていないのに月経がくる状態です。経血量は少なく、生理痛などもほとんどない事が特徴になっています。

 

無排卵の状態が続くと妊娠できる確立が下がってしまいますので、症状が続くようであればすぐに病院に行きましょう。

 

●子宮のびらん、膣内の損傷(膣炎)

 

びらんとは子宮の入り口付近が何らかの影響を受けてただれている状態です。激しいSEXやホルモンバランスなどによって表皮がめくれたりしています。

 

元々敏感な場所ですので、タンポンなどの使い方を間違ってもびらんは起こってしまいます。 大体は放っておいても自然に治癒するのですが、細菌が感染し炎症を起こして出血が止まらなくなったりした場合は、びらんをレーザーなどで取って治療する事があります。

 

悪性腫瘍(がん)に関する不正出血

 

●子宮がん

 

子宮がんはがんができる場所によって子宮体がんと子宮がんに分ける事ができます。子宮体がんは40〜60代にかけて、子宮頸がんは20〜30代にかけてが最も多く発生すると言われています。

 

また、子宮がんの死亡率は年々増加傾向にあるため、定期的な検診が必要です。

 

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参照:日本対がん協会

 

●子宮体がん(子宮内膜がん)

 

子宮内膜から発生するがんの事を子宮体がんと呼びます。症状は不正出血、おりもの、性交痛、骨盤痛、おりものや排尿痛になります。

 

子宮体がんの原因はエストロゲンが常に刺激を与え続ける事で子宮内膜が分厚くなり、がんの卵が発生します。

 

また、高脂肪・高カロリーを好む肥満体型の人や、出産経験が少なく月経不順があった方はなりやすいと言われています。

 

●子宮頸がん

 

婦人系のがんの中で子宮体がんの次に発症率が高いのが子宮頸がんです。子宮の入り口部分にあるため健康診断でも発見しやすいがんになります。

 

子宮頸がんの患者の9割にHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が見られます。ハイリスク型に感染すると子宮頸がんの原因に、ローリスク型に感染すると尖圭コンジローマの原因になります。

 

ほとんど症状がなく、時にSEX後に出血があったりおりものが少し増える程度です、若いうちの発症は進行度が早い為、最低でも2年に1回のがん検査を受けましょう。

 

子宮頸がんのワクチンもありますが、まだまだ発展途上の為、副作用が強く出る場合もあります。受ける際は病院の先生とよく話し合った上で受けましょう。

 

●卵管がん

 

卵巣と子宮をつなぐ為の管である卵管にできるがんです、いきなりここにできる事は少なく、どこかにあったがんが転移する事がほとんどです。

 

水っぽいおりものに血液がまじる不正出血や、卵管の炎症が続いていたり、お腹に違和感を感じる事が卵管がんの症状になります。

 

●膣がん

 

膣内にできるがんは非常に稀ながんで、卵管がん動揺、他の部位にできたがんが転移してくる事がほとんどです。 不正出血、膣内のしこりや性交痛などが主な症状です。

 

●外陰がん

 

まんこの表面にしこりができることが特徴です。がんができる事により他の細胞組織を破壊してしまうので出血を伴う事があります。

 

普段触るようなところではない上に、恥ずかしさから受診をためらう女性が多く、発見された際には進行がんになっている事があります。未来の健康の為にも、今までなかったものができていたらすぐに病院を受診するようにしましょう。

 

●子宮肉腫

 

子宮筋腫と間違えれる事が多い子宮肉腫です。子宮筋腫は良性ですが、子宮肉腫は悪性腫瘍になるため、MRIなどできちんと判断する事が必要です。

 

子宮体がんと子宮肉腫との違いは、子宮膜にがんができるのが子宮体がんで、子宮の筋肉(子宮筋層)にがんができるのが子宮肉腫になります。

 

症状は不正出血と腹痛が主です。特に閉経後に現れやすいと言われていますので40〜60代の方で不正出血や下腹部痛がある場合はすぐに病院に行きましょう。

 

子宮に関する不正出血

 

●子宮内膜症

 

本来、子宮内膜は子宮の中に増殖し剥離(月経)が起きますが、子宮内膜症は子宮以外の卵巣や卵管といった場所に子宮内膜ができてしまう状況のことをいいます。

 

子宮以外で子宮内膜が剥離と増殖を続ける為、カラダの中に子宮内膜が溜まり続けてしまいます。 卵巣などでできた子宮内膜が、不正出血として外に出てくることがあります。

 

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●子宮筋腫

 

子宮筋層にできた良性の腫瘍です。子宮筋腫が子宮内に向かって大きくなると、不正出血や腹痛が症状として現れ始めます。

 

●子宮頸管ポリープ

 

子宮口当たりにできた細胞粘膜が発達したきのこ型のイボになります。大きくなると膣内に顔を出してくる為、SEXの時の刺激や排便のりきみでも簡単に出血してしまいます。

 

●子宮内膜ポリープ

 

子宮内膜にできたポリープが子宮内膜ポリープです。段々と大きく長くなると、子宮の外に出てきてしまいます。症状は不正出血、酷い生理痛などが上げられます。

 

しかし、ほとんどが無症状のため、気付かない事が多いのが現状です。

 

●子宮内膜増殖症

 

ストレスや様々な事が要因で、女性ホルモン中のエストロゲンに影響が出始めます。エストロゲンが多くなるとその作用で子宮内膜が分厚くなります。

 

分厚くなりすぎる事で、途中で剥離が起き不正出血が起こったり、酷い生理痛や経血量が多くなったりします。

 

●子宮筋層炎

 

子宮内に最近が入り込み炎症を起こす事を子宮筋層炎と呼びます。炎症が起こる事で不正出血や発熱、下腹部痛の症状が現れます。

 

●子宮頸管炎

 

子宮と膣との間にある道が子宮頸管ですが、ここが出産や人口中絶など、様々な原因で傷がつき、さらにクラミジアなどの性病やブドウ球菌、大腸菌が感染する事により炎症が起こります。

 

炎症が慢性化すると不妊の原因にもなる為、注意が必要です。 びらんからの出血や、発熱、下腹部痛、腰痛などが症状になります。慢性化すると、おりものに黄色く粘ついたものが混じり始めます。

 

卵巣に関する不正出血

 

●卵巣機能不全(卵巣機能低下症)

 

ホルモンバランスが崩れやすい思春期や更年期に見られる症状です。不正出血だけでなく、月経異常や月経が来なくなる無月経、不妊症になどの症状が現れます。

 

ストレスや過激なダイエットで起こりやすくなります。

 

●卵巣腫瘍

 

2つある卵巣のうち、片方・または両方の卵巣が腫れている状態を指します。卵巣に液体が溜まっている状態の事が嚢胞性腫瘍で良性の事が多いです。

 

ですが良性と悪性の卵巣がんの間である境界悪性卵巣腫瘍、卵巣がんである悪性卵巣腫瘍はすぐに取り除く必要性があり、不正出血や腹部の膨張管、便秘や頻尿が症状になります。

 

性病・その他に関する不正出血

 

●性器カンジダ膣炎

 

元々膣内にいるカンジダ菌が、体調を崩したりする事で増殖し、カンジダ膣炎を発症します。おりものがチーズやヨーグルト状、かゆみが出る事が特徴的ですが、平行して膣炎などを引き起こして不正出血を起こす事があります。

 

●トリコモナス

 

体調を崩している時などに公共の温泉やトイレ、性行為でトリコモナス菌に感染します。非常に強い悪臭や泡のようなおりものが出ます。症状が酷くなると膣炎を起こして不正出血を起こす事があります。

 

●クラミジア

 

ほとんど症状がでないがために、感染者数が最も多い性感染症です。もともとおりものが少し多くなったり、下腹部痛がするのが症状のため、ほとんど気付かない事が多いんです。

 

ですが、クラミジアの感染が段々と子宮や卵管、卵巣へと進むと、クラミジア卵管炎を引き起こし不正出血や強い下腹部痛を訴える事があります。

 

●淋病

 

性行為で淋病に感染します。そのまま淋病が子宮頸管に感染する事で子宮頚管炎を発症します。このことで不正出血やおりものが多くなったりします。

 

●萎縮性膣炎

 

年齢を重ねると膣内のコラーゲンや水分が少なくなります。この事で乾燥感やSEXの後に出血が見られる事があります。  

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