生理痛・生理不順

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公開日:2015/06/18 09:57:13

月経不順(生理不順)の症状、原因、治療と予防について

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月経不順(生理不順)は女性に常に不安とストレスを与えます。月経(生理)が遅れて来たり、早く来たり、何か月も来ないかと思ったら、突然消て何日も続いたり…。実際どれが月経不順(生理不順)に当てはまるのか分からないという女性もいるでしょう。今回は月経不順(生理不順)の症状や原因、治療法、普段からの予防策をまとめてみました。

 

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目次

 

月経不順(生理不順)の症状・状態

 

一口に月経不順(生理不順)といってもどんな症状が月経不順(生理不順)なのかよくわからないことがありますよね。

 

<正常な月経(生理)>

 

●初経:13歳前後

●月経周期(生理周期):25日以上38日未満

●月経期間:3~7日

●経血量:120~140ml

 

これらが正常な月経の範囲なのですが、毎月月経周期が定まらず、月経周期を大幅に右往左往する女性も、経血量が多く困っているという女性も多いかと思います。

 

月経不順とは、月経周期や月経期間、経血量に関する異常の総称です。 生活に支障をきたすような生理痛や腰痛、吐き気などは月経困難症と別の病気に分類されます。

 

また、同じように生理10日前あたりから、カラダや精神面に胸が張ったり下腹部痛、イライラといった不快感が現れることをPMS(月経前症候群)と呼びます。

 

さらに、月経前のみ生活に支障をきたすほど気分の落ち込みが激しい状態を、PMDD(月経前不快気分障害)と呼びます。

 

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月経周期の異常

 

月経不順といえば、大抵の方がこの月経周期の異常を想像するのではないでしょうか?正常とされている月経周期の範囲は、25日以上38日未満と言われています。これを大幅に超えたり、月に2回以上月経が来たりするのは月経不順と言われています。

 

●頻発月経(ひんぱつげっけい)

 

月経周期(生理周期)が24日以下で、月に2回以上月経が来ることを頻発月経と呼びます。あまりにも回数が多い場合、無排卵月経や、月経ではなくがんや子宮筋腫などから来る不正出血の可能性もあるため注意が必要です。

 

ストレスや乱れた生活習慣、極度のダイエットなどをすることによって、卵巣機能が低下することで起こります。 頻発月経に、黄体機能不全といわれる黄体ホルモンの分泌が足りていないものがあります。基礎体温をつけているとすぐにわかるのですが、黄体機能不全は高温期が短かかったり、高温期をと低温期が定まっていない事が特徴です。

 

黄体ホルモンが十分に分泌されていないと、子宮内膜が十分に育たなくなり、これが原因で受精卵が着床しにくく、不妊の原因にもなってしまいます。妊娠したとしても、急に低温期に入って流産の可能性もあるため、妊娠を望む女性で頻発月経の自覚がある方は、1度生活習慣を見直し、定期検診を受けてておきましょう。

 

●稀発月経(きはつげっけい)

 

頻発月経の逆で、月経周期(生理周期)が39日以上あることを稀発月経と呼びます。数か月に一度しか月経(生理)が来ない状態です。生理が遅れがちな方は月経不順(生理不順)の自覚があるかと思いますが、正しくは稀初月経になります。

 

原因はストレスや生活習慣、極度なダイエットの乱れなどがもとに、卵巣機能の低下につながります。稀発月経が続くと、排卵の有無や時期が分からなくなり、妊娠するタイミングがつかみにくく、月経(生理)が来ても排卵が行われていない可能性もあるため、妊娠を望まれる方は1度は病院で検査を受けておきましょう。

 

●無月経(続発性無月経)

 

稀発月経が3か月以上続いている、つまり、月経(生理)が3か月以上きていないことを無月経(続発性無月経)と呼びます。途中からストレスなどで無月経になる方もいれば、初経が18歳以上になっても月経がこない原発無月経の方もいます。

 

無月経はその間排卵が起きていませんので、妊娠することができず、無月経が続くとそのまま卵巣機能が停止し、早期閉経につながってしまう可能性があります。3か月以上月経(生理)がみられない場合は即座に産婦人科・婦人科を受診しましょう。

 

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経血量の異常

 

経血量の多さの定義が難しいところですが、ナプキンを1時間に何回も変えたり、夜に夜用ナプキンを2枚重ねにしてもあふれて漏れてしまうような場合、生理が始まって終わるまで、ほとんど経血が出ない状態は正常とは言えません。

 

●過多月経

 

経血量が多く、1時間で夜用ナプキンをつけていても漏れてしまう、1時間に2~3回は多い昼用ナプキンを変えるような方はこれに当てはまります。経血量が多いがゆえに貧血やめまいといった症状が現れる方もいます。

 

原因は黄体ホルモン分泌に異常がある黄体機能不全や、子宮内膜症や子宮筋腫が影響していることがあります。放っておくと不妊の原因になったり、筋腫などが大きくなると手術が必要になる場合もあります。

 

特に子宮内膜症など病気が原因になっている場合、徐々に経血量が多くなっていることがありますので、日ごろから気を付けてチェックしておきましょう。

 

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●過少月経

 

過多月経の逆で、経血量が極端に少ない量のことを指します。おりものシートに少し付く程度や、初めから終わりまで生理の終わりかけのような茶色、薄いピンク色の経血がこれに当てはまります。

 

子宮内膜がもともと薄いことが原因ですので、女性ホルモンの分泌が正常に行われていない可能性があります。また、もともと子宮のつくりが未発達の場合や、甲状腺機能が低下していることもあります。

 

量が少ないだけで過少月経だと決めつけいると、無排卵月経や、無月経で不正出血を起こしているだけの可能性もあるため、通常の経血量でない以上、1度病院を受診して原因をつきとめておきましょう。

 

特に妊娠を望んでいる場合、受診が遅かったがために、妊娠できる確率がほとんどない状態になっている可能性もあるため、早めに治療をすることが大切です。

 

月経期間の異常

 

月経(生理)が続く正常な期間は3~7日間と言われています。月経期間が2日間だけであったり、8日以上続くようであれば、月経不順(生理不順)といわれています。

 

●過長月経

 

月経期間が8日以上続く状態です。だらだらと月経が続いたり、ひどい場合は1か月以上月経が続くことがあります。経血が続くことから貧血や疲れやすかったり、めまいも併発していることがあります。

 

原因はホルモン分泌異常、子宮筋腫や子宮内膜症の病気が子宮内に影響をもたらしています。長く続けば、排卵をしていない可能性が高いため、できるだけ早い治療が必要になります。

 

●過短月経

 

月経期間が2日間以内と短く、大半の方が過少月経も併発していることが多いです。 原因はホルモン異常や子宮の未発達が原因であることがあります。ストレスによる甲状腺異常や、帝王切開や過度な中絶や流産後に子宮内膜基底部を傷つけ感染症を起こし、子宮内壁同士が癒着してしまう子宮腔癒着症が原因になっていることがあります。

 

ホルモン分泌が少なく、子宮内膜が薄くなっていたり、逆に子宮の動きが鈍く子宮内膜を最後まで剥離できていない事もあります。 妊娠を望む場合、とにかく排卵の有無を確認することが必要です。

 

過短月経でも排卵があればもちろん妊娠ができますが、無排卵月経の可能性も捨てきれませんので、早めの受診をおすすめします。

 

初経と閉経の時期の異常

 

日本人の初経の平均は13歳前後閉経は45~55歳と言われています。これを基準に、初経の年齢が早すぎたり、または遅すぎたり、20代~30代で閉経が来てしまったり、月経がいつまでもくる症状も月経不順(生理不順)の一種になります。

 

●原発性無月経

 

18歳を超えても初経が来ない状態のことを原発性無月経と呼びます。 脳からのホルモン分泌命令がうまくできず、子宮の働きが正常に行われないことが原因にあげられます。

 

また、染色体異常や先天性で元々子宮といった臓器が欠けていることで月経が起こせない状態にあることもあります。 また、月経モリミナと呼ばれる膣が閉塞・欠損していたり、処女膜が厚すぎて処女膜閉塞を起こすことで経血が外に出てこれていないだけの可能性もあります。

 

つまり、月経(生理)は来ているのに、経血がなんらかの妨害で外に排出できていない状態です。これを放置していると、子宮内に経血がたまってしまい下腹部痛や、最終的に不妊を引き起こします。

 

15歳を超えるあたりまで初経が来なかった場合は、1度婦人科を受信しましょう。

 

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●早発月経

 

10歳未満で初経が来る状態です。だからといって閉経が早く訪れるのかというと、そうではなく、むしろ閉経が来るのが遅いというデータがあるそうです。

 

原因は女性ホルモンを分泌させる指令を出す脳の視床下部が、早期に伝達を出すことで女性ホルモンの分泌が始まり、早めに初経が始まります。

 

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●遅発月経(晩発月経)

 

16~18歳辺りで初経が来ることを指します。原因は原発性無月経と同じであったり、ただ単に理由もなく遅れているだけということもあります。 遅発月経は、放っておくとそのまま原発性無月経に入ってしまうこともありますので、やはり原因を先に突き止めておくことが大事になります。

 

●プレ更年期&早発閉経(早期卵巣不全)

 

40代前半で更年期が起こることをプレ更年期、40歳以下で20~30代とかなり早い年齢で閉経が来てしまうことを早期閉経と呼んでいます。閉経が近づくことで、更年期障害の症状が出る方もいます。

 

原因ははっきりとしたことは分かっておらず、染色体異常や甲状腺機能の低下、喫煙なども原因にあげられます。

 

またストレスや極端なダイエットなどが原因で続発性無月経を発症し、そのうち約10%近くが早期閉経を引き起こすデータがあるため、月経周期が毎月伸びていったり、妊娠以外で月経が3か月以上来ない場合は早急に病院を受診しましょう。

 

まだまだ限りなく少ない確率ではありますが、早期閉経になってしまったとしても、治療によって妊娠が可能になることもあります。

 

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●晩発閉経

 

55歳を超えても月経がある女性のことを指します。子宮筋腫があると、晩発閉経になりやすいデータが出ていますが、これといった原因はありません。 基本的に治療はいりませんが、女性ホルモンが影響してがんになる確率が上がる傾向があるため、定期的な検査を忘れないようにしましょう。

 

月経不順(生理不順)の治療

 

頻発月経や稀発月経などが突然現れた場合は、まずはストレスや食生活、睡眠時間などの生活習慣を見直しましょう。生理が3か月来ない無月経の場合は、そのまま無排卵→早発閉経になる可能性もあるため早急に産婦人科、婦人科を受診します。

 

病院では、まずは何が原因で月経不順(生理不順)になっているのかを突き止めます。ホルモンの分泌が不十分なのか、脳下垂部や甲状腺になんらかの影響がでているのか、その他腫瘍などの病気が影響を出していないかなどを、血液検査や超音波、MRI等で調べます。

 

初経が来ていない場合や早発月経、過少・過短月経など、場合によっては染色体異常がないかを検査することがあります。 妊娠を望んでいる場合もですが、毎朝基礎体温をつけておくと、検査時に黄体ホルモンの分泌がどの程度や期間されているのか、排卵がされているのかなど判断することができます。

 

<治療法>

 

●生活習慣の見直し

●排卵誘発剤(クロミッド)

 

続発性無月経の場合、排卵誘発剤を投薬して排卵→月経(生理)を促し、サイクルを正常に戻す治療をします。もちろん、不妊治療としても使われますが、がんや子宮筋腫などがある場合は注意が必要です。

 

●ピルやホルモン補充治療

 

ホルモン数値の結果、足りていないホルモンを補充したり、子宮内膜症や子宮筋腫が原因の場合は、その治療のためにピルで様子を見ます。症状が重くなればエストロゲンを分泌を抑えるためGnRH アゴニストなどが処方されたり、手術を行うことがあります。

 

●漢方薬

 

症状や体型、体力の有無など、カラダ全体を見て処方されます。たまに月経不順が起こるような方は、まずは生活習慣を見直しながら漢方を試してみるといいかもしれません。

 

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月経不順(生理不順)の予防

 

正常な月経と言われているのは下記の通りです。

 

●初経:13歳前後

●月経周期(生理周期):25日以上38日未満

●月経期間:3~7日

●経血量:120~140ml

 

経血量:120~140mlを超えたり、少なく・短い場合、レバー状の経血がでたり、経血の色が薄ピンクや茶色といった正常と違う月経(生理)が起こっている場合は、1度病院を受診しておきましょう。

 

放置することで不妊の原因になったり、早発閉経や重大な病気が隠れていることがあります。 正常と月経不順(生理不順)を繰り返す場合は、基本的にストレスや生活習慣が影響している場合が多いため、普段からストレスや疲れをためない生活を送ることが大切です。

 

●定期的なストレス発散

●適度な運動

●疲れをためない

●規則正しい生活

●バランスのとれた食事

●冷えを避ける

 

これらを注意しながら生活しましょう。

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