PMS(月経前症候群)サプリメント&治療薬比較ランキング!
2016/01/06 15:00:41PMS(月経前症候群)改善で悩んでいたり、生理痛を体質から改善しようと思っても、どんなPMS改善サプリや治療薬 […]
PMS(月経前症候群)、生理痛緩和、軽い更年期障害の改善にピルが処方されることがあります。実際に産婦人科やレディースクリニックでPMS(月経前症候群)や、生理痛が酷いと相談すると、子宮頚がん検査や内膜症検査を勧められる一方、異常がなかった場合「ピル(経口避妊薬)」を勧められる事が非常に多いです。 一口にピルと言ってもどんなものなのか、今回はピルについてまとめてみました
ピルと聞くと、女性が自分でできる”避妊薬”の代表と認識している方が大半かと思います。 確かにその理由で飲み始める女性が多い事も事実ですが、ピルには避妊以外にも、副効果と呼ばれる様々な効果が期待できます。
●PMS(生理前症候群)や生理通などの軽減
●軽い更年期障害や、早めの更年期障害(プレ更年期)の治療
●卵巣がんや子宮体がんの発生率も大幅に低くなる
●肌荒れやニキビ肌の改善
●生理不順(月経不順)の改善
●子宮内膜症、子宮筋腫の治療
ではピルとは一体何なのか、もう少し詳しく話していきましょう。
生理周期に関係している女性ホルモンに卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。
この2種類のホルモン量が、1か月の間に増えたり減ったりすることでホルモンバランスが変動し、妊娠するための身体づくりをしたり、次の妊娠に備えたりと言った働きをします。
しかし、バランスが大きく変動してしまうことでホルモンバランスが乱れ、PMS(月経前症候群)を引き起こしたり、生理期間中の不快感を生み出しているのです。 これを安定させるために、ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方が含まれています。
ピルを飲むと、カラダのホルモン状態が妊娠した状態を保ち、排卵を止めて仮妊娠状態を作り出します。
排卵が起こらなければ妊娠はしないため、避妊薬として使われるんです。 そのため初めは脳が妊娠していると勘違いを起こし、人によっては吐き気がしたりと妊娠初期症状に近い症状が出る方もいます。これがいわゆるピルによる副作用です。
現在は低用量ピルと言った仮妊娠状態を作るのに、最低限のホルモン量ですむように開発がされているため、そういった副作用の発症率もかなり少なくなってきました。
勿論、飲むのをやめれば排卵が始まりますので妊娠することができるようになります♡
ピルは排卵は止めますが、子宮内膜を剥がして新しくする働きにはなんら影響を与えません。
正確に生理というのは『排卵したが妊娠しなかった。じゃぁ新しいキレイな子宮内膜を作るため古い子宮内膜をはがしてしまおう』という事を指し、 ピルで来る生理は排卵していませんので「消退出血」といい、意味合いがちょっとだけ違うものなんです。
ピルを服用する際、必ず休薬・偽薬期間がありホルモンを投与しない期間があります。 その時に子宮内膜が剥がれ出血(消退出血)、新たに子宮内膜を生成していきます。
ワザワザ血を出すくらいならずっと飲み続ければ良いのでは?とも思われるかもしれませんが、消退出血を起こす事で生理周期を把握する事もできますし、ずっと飲み続けていても、子宮内膜は少しずつ厚くなって行きますのでどこかで不正出血として膜が剥がれてきます。
ピルは女性の月経周期に合わせ21日間飲んで7日間休む28日周期で作られています。
基本的に進められるのはホルモン配合量が一定で、間違いが少なくて済む一相性ピルと言われるものです。 もう一つはホルモン量が少なく体の負担が少ない段階型ピルです。
飲み方は21錠入りと28錠入りの2種類あるのですが、薬を飲まない7日間の休薬期間後のスタートを忘れそうな人は28錠入りのピルを飲むといいでしょう。
休薬期間中の薬はホルモンは全く入っていない偽薬になるため、カラダにはなんら影響はありませんし、飲み忘れはかなり減ると思います。
また旅行などが休薬期間(消退出血)にかぶりそうになった場合、病院で相談すると休薬期間(消退出血)の日付を送らせたり早めたりする事も可能です。
ピルのちょっとめんどくさいところは毎日ほぼ決まった時間帯に飲まないといけないという点。
ですができる限り飲み忘れは避けてください。飲むのを忘れて避妊し忘れたりした場合、妊娠する可能性も大いにあります。
もしも飲み忘れに気付いた場合はすぐに服用し、その日の分も飲んでください。 休薬中の偽薬の飲み忘れの場合は、その日の分は捨てて次の日から飲み続けてください。
ピルを服用するにあたって1番心配なのが副作用ですよね。
良く報告される副作用としては吐き気や不正性器出血、疑似妊娠に近いため胸の張りが出て痛い、という人もいます。 これらは2~3周期飲み続けると体が安定してくるため症状も無くなってきます。
ピル=副作用が強いという印象がついたのは、一昔前のピルが、ホルモン量が多く心筋梗塞リスクや太りやすいと言った欠点があったためです。現在の低用量ピルが開発されてからは、これらの副作用は大幅に減少しています。
たくさんの副効果でメリット豊富なピルですが、単純に吐き気などの副作用だけでなく、長期間服用することで発症する確率が上がる病気があります。
●血栓症(脳、心臓など)
●良性肝腫瘍
あくまで確率であって、絶対に起こり得る問題ではありません。ピルを初めて処方してもらう際に、必ず説明があるかと思いますので、心配な方は相談してみましょう。
ピルを飲んでみようかな?と思った方、日本では医師からのみしか処方してもらえない為、1度婦人科を受診してください。
ドラッグストアでは買えません。
ネットで海外のピルが購入することが可能ですが、完全自己責任になるため、カラダに何か異変が起きても保証してくれる機関がありません。必ず婦人科を受診するようにしてください。受付でピルの処方相談です!と伝えればOKですよ。
ピルは女性が自ら身を守れる避妊グッズの一つです。もしも望まない妊娠をし中絶を選んだとすると、身も心も苦しい思いをするのは女性だけです。
もしもコンドームが途中でやぶれてしっまったり、身勝手にコンドームを外されたり、無理やり中だしをされた場合、妊娠を避けるためにも3日以内(72時間)に緊急避妊薬(アフターピル)を飲む必要があります。通常のピル同様、婦人科など限定された病院でのみの処方になるため、自分の身を1番に、怖がらず恥ずかしがらずにすぐに受診するようにしましょう。
下記URLで近場の病院を検索してみてください。
また、3日以内に服用したとしても、避妊は100%ではない上、体への負担も大きいため、何度でも使える手段とは決して思わないようにしましょう。
最後に。。
ピルは避妊はできますが、性病などの感染を防ぐ効果は全くありませんので、コンドームはしっかりつけて性病感染予防はしてくださいね!!