生理痛・生理不順

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公開日:2015/03/26 21:04:06

過多月経をご存知ですか?夜用ナプキンで漏れてしまうほど経血が多い方は要注意です。

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生理(月経)が来て夜用ナプキンを付けていつも通り寝る。起きると確実に漏れている事が多く、貧血で起き上がれない。そんな方は過多月経(かたげっけい)と言われる経血量が多い病気かもしれません。

 

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過多月経とは

 

過多月経とは毎月の生理の時の血、いわゆる経血量が多く生活に支障がでる場合を過多月経と言います。経血の量は規定がないため、女性の30%は自分が過多月経と気付いていません。

 

過多月経の症状

 

経血の量というのは人それぞれですので、厳密にどのくらい出たから過多月経です!とはいえませんし決まっていません。

 

判断基準としていくつかあるのでチェックしてみましょう。

 

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◉昼間、多い昼用ナプキンを付けていて1時間後には漏れている

◉夜寝るときに夜用ナプキン1枚では確実に足りず、もう一枚重ねても漏れている事がしょっちゅうある

◉経血の中にレバーの様な塊がしょっちゅうある。

◉貧血、めまい、動悸、立ちくらみ、顔色が悪い

◉カラダのダルさ、疲れやすい、頭痛、頭が重い

◉月経日数が通常3〜7日続くものが、7日以上続く場合

 

これらの症状がある場合は過多月経を疑っていいかと思います。

 

過多月経には2つの原因がある

 

<機能性過多月経>

女性ホルモンの分泌異常です。機能性過多月経や本能性過多月経とも呼びます。

 

生理を起こさせるのが黄体ホルモンなのですが、その分泌量が少ないと満足に子宮内膜をはがす事ができず、だらだらと生理が続いたりします。

 

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逆にエストロゲンが多いと子宮内膜を多く作ってしまい、経血量が増えます。

 

<器質性過多月経>

何かしら子宮系に病気がある事が原因で起きる過多月経。 品質製過多月経の原因として多いのは子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症、子宮内膜ポリープ、子宮内膜炎、子宮内異物などがあります。

 

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◉子宮筋腫

子宮筋層にできるこぶのような良性腫瘍のことです。 子宮内のどこにできるかによって症状が変わるのですが、腫瘍が大きくなると子宮が肥大化し、その分子宮内膜が多くなり過多月経に繋がります。

 

◉子宮腺筋症

子宮内膜症に似た症状ですが、子宮意外に膜を張る子宮内膜症と違い、子宮の筋肉層に膜を張ってしまいます。放置すると段々と膜が大きく硬くなって行き、子宮が肥大化、過多月経に繋がります。

 

◉子宮内膜増殖症

子宮内膜が異常にできて厚くなってしまう病気です。月経周期が乱れがちだったり、分厚くなりすぎた為に起きる不正出血が目印です。放っておくと厚くなった子宮内膜に異変が見られがん化することもあります。

 

◉子宮内膜ポリープ

良性イボが子宮内にできます。大きく長くなると子宮口の近くまで出てくる事も。

 

◉子宮内膜炎

細菌感染による炎症。子宮内で炎症を起こしている状態、慢性化して膿みが溜まると子宮溜膿腫になります。

 

◉子宮内異物

避妊リングなど

 

過多月経の治療法

 

<子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS)>

 

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  画像器具を子宮内に挿入する事で、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出できるようにします。子宮内幕の増殖を抑える事ができるので、経血量も減りますし、生理痛(月経痛)を改善する事もできます。

 

1度装着すると5年間は効果があり、子宮内膜が薄くなる事によって避妊効果もあります。また、ホルモン作用があるのが子宮内のみなので、ピルなどを服用した時の吐き気やむくみなどが出にくくなっています。

 

2014年9月から過多月経治療で保険適用、同年11月には月経困難症の治療で保険適用となりました。 装着後数日間は出血、下腹部痛、腰痛、おりものに異常が現れる事がありますが、自然とおさまります。

 

まれに子宮から器具が脱出したり、変形する事で痛みが走る事があります。装着後いつもと違う異常な痛みや、痛みが継続する場合はすぐに受診してください。

 

<ピル>

 

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過多月経だけでなく、月経困難症にも効果があるピル。黄体ホルモンやエストロゲンをコントロールする事で子宮内膜を厚く作りすぎたり、黄体ホルモンが少なくだらだらと生理が続くのを正常に戻します。

 

<黄体ホルモン剤>

ホルモン値の検査などで黄体ホルモンが足りていない場合は、黄体ホルモンだけを錠剤や注射、パッチなどで投薬する事ができます。

 

<偽閉経療法>

薬剤性更年期をつくり生理(月経)を人工的にとめてしまいます。子宮の働きをとめてしまう事で、子宮筋腫の肥大は一時的に縮小する事も。デメリットは2〜3ヶ月すると更年期障害と同じほてりや多汗、動悸や情緒不安定といった症状が出てきます。また、治療自体が6ヶ月以上の継続治療ができません。

 

<ディナゲスト>

子宮腺筋症や子宮内膜症の治療薬として使われています。長期使用も可能ですが、不正出血などの副作用があります。

 

<子宮内膜掻爬(そうは)術>

 

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大量出血などで緊急性がある場合、子宮内膜を掻き出します。 一時的な治療になるので再発します。普段は薬物治療で抑えます。

 

<手術療法>

子宮筋腫を取り除いたりと子宮を残したまま手術をする方法や、妊娠をこの先考えていない場合は子宮を全摘出してしまう手術まで様々です。

 

生理異常は気付きにくいもの

 

他人にどれだけ生理の血が出てる!?なんて聞く事はほとんどありませんよね。 聞いたとしても、自分の経血を見るのは自分だけです。 多かったり少なかったり、突然腹痛がしたり、生理前に具合が悪くなったり。 病気によっては不妊の原因にも繋がるため、子宮系の異常はいち早く察知する事が大切になってきます。

 

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